その「ハードワーク」必要?
- 2025年11月28日
- 読了時間: 3分
今週のブログ担当、ヨシオです!
スポーツの世界には、「ハードワークこそ正義」という空気がいまだにあります。
もちろん、努力する姿勢は素晴らしいし、成長には欠かせないものです。
ですが、僕は選手として30年、指導者として10年、
世界中の選手たちと向き合ってきた中で、ひとつだけ強く感じていることがあります。

それは、ハードワークには 「2つの種類がある」ということ。
②自主ハードワーク
同じ「頑張る」でも、この違いは選手の未来を大きく変えます。
強制ハードワークは天井が低い
強制されて取り組む練習は、短期的には確かに選手を強くします。
僕も若い頃はそのおかげで技術も体力も伸びました。
ただ、それを長く続けると決定的な問題が出てきます。
・自分で考えなくなる
・クリエイティブさが消えていく
・新しい発想やプレーが生まれない
・モチベーションが落ちやすい
・燃え尽きる
これらは全て僕自身が経験したことです。
強制的に頑張らされる環境では、確かに一定のところまでは行けますが、その先に到達するための「伸びしろ」が小さくなってしまう感覚がありました。
トップ選手に共通する姿勢
僕が出会ってきた一流のアスリートたちには、
「指導者をうまく利用する」という視点が共通していました。
指導者の言うことをただやるだけではなく、
自分が成長するためにどう活かすかを考えている。
* どう改善すればもっと良くなるか
* 自分の弱点はどこか
* どんなプレーを身につけたいか
年齢や成熟度に関わらず、この「自分で工夫する姿勢」が、選手を大きく成長させます。
シンプルに言うと、「成長を楽しんでいる」ということ。
この感覚は、強制ハードワークでは育てることができません。

元選手として指導に活きるもの
現役時代の経験は、今の指導でも大きく役立っています。
強制ハードワークの限界も、燃え尽きの怖さも経験したからこそ、選手の「意欲」や「心の動き」を大切にしたいと思っています。
どんな立場でも、良い指導者になることはできますが、
トップレベルを経験した指導者に共通しているのは、
「強制の先には限界がある」という理解を多くの人が持っていることです。
そのうえで、僕は指導者として選手が自主ハードワークできるようなサポートを意識しています。
自主ハードワークを生む環境づくり
僕が指導者として一番大事にしているのは、選手が自分から「もっと上手くなりたい」と思える環境をつくることです。
そのために普段から意識しているのは、
・選手に問いかける
・練習の意図を説明する
・失敗しても責めない
この積み重ねで、選手の中に「自分で上手くなる力」が育っていく感覚があります。
これは、強制だけでは絶対に生まれない力です。
余白に火をつける
選手が伸びる瞬間は、
指導者が押したときではなく、
選手自身が「もっとやりたい」と思ったときです。
だからこそ指導者に必要なのは、
いつでも選手が火をつけられる「余白」をつくることだと思います。
ハードワークは素晴らしいですが、
もっと大切なのは 「どんなハードワークをしているか」 です。
これからも選手一人ひとりが、自分から成長していける環境を
一緒につくっていきたいと思います。

君島良夫



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