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スポーツの価値を、改めて問う

  • 3月13日
  • 読了時間: 2分

スポーツは人を熱狂させる力を持っている。世界的なビッグイベントが開催されれば、多くの人がテレビやSNSで盛り上がり、活躍の瞬間を共有し、大きな感動が生まれる。いまも野球の国際大会が盛り上がっていて、スポーツが社会に与える影響の大きさを改めて感じる。


ただ、その熱狂は時として「感動の消費」で終わってしまうこともある。大会が終われば話題も落ち着き、メディアで取り上げられる機会も減り、話題にもならない時期がくる。


もちろん、それが悪いわけではない。ただ、スポーツやアスリートの価値は本来それだけではない。


むしろこれからの時代は、アスリートが社会とどのように関わっていくかによって、その価値はもっと広がっていくと信じている。


約2年前、私は仲間とともに 一般社団法人Athlete Well-being Association(AWA) を立ち上げた。現在は福岡大学と共同で、アスリートの社会教育のプログラムを行っている。


競技に打ち込んできたアスリートは、高い技術力や集中力を持っている一方で、競技中心の生活を過ごしてきたからこそ、社会との接点が限られてしまうこともある。


そしてアスリートには必ず「引退」というキャリアトランジションが訪れる。競技生活の後、社会の中でどのように自分の価値を発揮していくのか。そのためには競技力だけでなく、社会の中で考え、行動する力が必要になる。


AWAのプログラムでは、新聞記事を題材に社会課題を深掘り、さらにプレゼンテーションなどを通して思考を言語化し、最終的には社会で活動している方々と対話することで社会のリアルに触れていく。


今回、そのカリキュラムを終えた AWA第1期生の最終報告会 が行われた。参加してくれたのは、現役アスリートと元アスリートの2名。


アスリートとして培った経験を、社会の中でどう活かしていくのか。そんな問いに向き合いながら、2人が成長していく姿を見ることができました。


スポーツの価値を高めていくためには、アスリート自身の価値を高めていくことも大切で、そのためには競技に没頭するだけでなく、社会と関わる力を身につけ、自分のキャリアに主体的に向き合っていくことが必要になる。


AWAの取り組みはまだ始まったばかりだが、それでも今回の1期生の姿を見て、改めてアスリートは、社会に対してもっと大きな価値を生み出せる存在だと再認識できた。


社会には沢山の新しいフィールドは広がっている。これからアスリートがその場所でどんな価値を生み出していくのか、私自身も楽しみにしています。

 
 
 

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