誰のための高校ラグビーか
- 2月13日
- 読了時間: 3分
こんにちは!
今回のブログ担当、ヨシオです。
先日、母校・清真学園高校の試合前日練習を見に行ってきました。
関東新人大会初戦の相手は、高校ラグビー界の絶対王者・桐蔭学園。
今すぐ大学のレギュラーになってもおかしくない選手、将来プロになる選手が何人もいるでしょう。
体格も、経験も、実力も、正直に言って差は明らかです。
一方の清真学園は、3年生が抜け、メンバーを15人揃えるのがやっと。
他の部活動から借り出された初心者の選手もいますが、
桐蔭学園のベンチや観客席には、出たくても出られない選手が何十人、もしかしたら100人近くいるかもしれない。
高校ラグビーの現実を目の当たりにしました。

いつから高校ラグビーは、ここまで差が広がってしまったのか。
このまま今のシステムを続けていけば、強いチームだけが残り、それ以外は姿を消していくのではないでしょうか。
そして、消えてしまってから初めて「対策が必要だ」と言うのでしょうか。
選手の偏りがここまで大きくなっている理由は何でしょうか。
そこには、間違いなく「大人の事情」が絡んでいると思います。
進学、推薦、就職、予算、地域での名誉や評判。
様々な事情が複雑に絡み合い、結果として、選手の行き先は偏り、現場に大きな歪みが出ています。
今のシステムで伸びていくのは、ほんの一部のエリート選手だけです。
強豪校に入ったものの、公式戦に出られないまま終わる選手。
部員が足りず、ラグビーの本当の面白さを知る前に辞めていく選手。
そもそもラグビーを始めたくても、環境に恵まれない子どもたち。
この状況は、放っておいて良くなることではありません。
誤解してほしくないのは、桐蔭学園をはじめとしたエリートチームに罪はないということです。
あらゆる手段を使って強化し、世界で活躍する選手を育てる。
それは彼らの大切な役割であり、間違いなく価値のある存在です。
本当に課題なのは、中間層から下の選手たち。
ビギナーやエンジョイ層にとって、今の環境はあまりにも過酷です。
ラグビーは球技であると同時に、格闘技です。
事故が起きてからでは遅い。
一日も早く、現場の実情に合った対策が講じられることを、心から願っています。
そんな状況の中でも、清真学園の選手たちは、チャンピオン相手に全力を尽くしました。
結果は大差でしたが、失点を73点に抑えた。
最後まで逃げずに、真正面から戦い抜いた。
スコア以上に価値がある試合でした。
そんな後輩たちを心から誇りに思います。

君島良夫



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