ラグビー人生、これにて終了?
- 君島 良夫
- 1月24日
- 読了時間: 2分
こんにちは。
今週のブログ担当、よしおです。
この季節になると、よく耳にするのが、
「これが人生最後のラグビーの試合です」
「卒部と同時に、ラグビーはもう終わり」
という言葉。
学生たちが「引退」という言葉を使うのは、どこか違和感を覚えます。
まだ人生のスタート地点にいるはずなのに、なぜかその瞬間を「終わり」として捉えてしまう。
きっと、それだけ厳しい練習や強い重圧に耐えてきた証なのでしょう。
解放感もあるのかもしれません。
でも、忘れないでほしい。
そもそも、なぜラグビーを始めたのか。
なぜ、ボールを追いかけ続けたのか。
きっと、それは「ラグビーが好きだったから」。
その気持ちは今も、心のどこかで燻っているはずです。
学生時代は、厳しい練習や試合に全力で挑む日々でした。
でも、大人になるとラグビーとの向き合い方は大きく変わります。
戦うラグビーから、「楽しむラグビー」へ。
競い合うラグビーから、「語り合うラグビー」へ。
そして、次世代に「伝えるラグビー」へ。
ラグビーは終わりではなく、形を変えて続いていきます。
これを読んでいる現役選手のみなさんに伝えたい。
どうか、一度でも愛したラグビーを、手放さないでほしい。
どんな形でもいいから、大きなラグビーの輪の中にいてほしい。
子どもたちに、その経験を伝えてください。
スタジアムで仲間たちと語り合い、試合後のビールのために草ラグビーに参加してみてください。
それは小さなことのように見えて、実は日本のラグビー文化を支える「幹」になっていくと思います。
ラグビーに終わりなんてありません。
むしろ、あなた自身がラグビーを未来につなぐ存在です。
「ラグビー人生、これにて終了」ではなく、
「ラグビー人生、これからが本番」です。
ぜひ、この言葉を胸に、新たな一歩を踏み出してください。
君島良夫

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